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NO.44 適度な休憩で記憶力アップ?

記憶がなければ学習は成り立ちません。記憶力を高めるためにいろいろな方法があります。でも今回は、そんな大げさな方法ではなく、誰でもすぐ出来る、記憶を高める簡単な原理の話です。

ここに適当にピックアップした言葉のリストがあります。

真実
テーブル ひつじ
フォーク ナイフ ブッシュマン
ラジオ 鉛筆
知恵
ラーメン    

 

このランダムな言葉のリストを15秒間だけ見て覚えてください。15秒たったらリストを見えなくし、覚えている単語を思い出してください。あなたはどの言葉を思い出せるでしょうか。 数は問題ではありません。思い出すことのできた言葉の中に、最初と最後の言葉が入っていたはずです。そうです。誰でも、学習の最初と最後の部分をよく記憶できるのです。学習の始めの部分をよく記憶できることを「冒頭効果」といい、終りをよく覚えているのを「最新効果」といいます。

これにはちゃんとした研究があるのです。
フランスの研究家アンリ・ピエロンは、学習や授業中の計画的な一連の休憩は、想起(思い出し)の確率を高めることを発見しました。30分ごとに5分くらいの休憩が効果的で、休憩が10分を超えても何の向上も見られません。
ドイツの研究者ツァイガーニックは、ある人が没頭している課題を中断するのは、後できわめて高い想起をもたらすことを発見しました。

誰でも、学習セッションの始めと終りをよく覚えていることが分かっていただけましたか。つまり、学習を長時間切れ目なしに続けるのではなく、適度な休憩を入れると、始めと終りが増え、記憶想起のレベルが向上するというわけです。多くの人は20分を超えると集中力が落ちるので、20分ごとに数分間の休憩を入れるのが記憶に効果的です。もちろん、30分に1回の休憩でもいいのです。大事な点は、「快調に学習を続けている時でも、適当な休憩を入れると、記憶想起が高まるということです。ということは反対に、「調子に乗っているから、もっと続けよう」といって長時間切れ目無しに学習するのは、記憶には効果が低いということです。

参考:
学び方のまなびかた コリン・ローズ 日本ユニバイト発行
コリンローズの加速学習法 コリン・ローズ PHP研究所(絶版)

 



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