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No.4 私たちには3つの脳がある
私たちの脳は、右脳と左脳に分かれているだけでなく、一番奥から外側へ向かって3つに分かれています。このことは、脳の発達と学習について、非常に面白いことを私たちに教えてくれます。
私たちの脳の一番奥は、脊柱が伸びて脳になったような部分で、脳幹と呼ばれます。呼吸や睡眠などの生命維持をつかさどる部分です。発達段階から見ると、原始的で爬虫類の脳とよく似ているので、「爬虫類脳」とも呼ばれます。
脳幹をとりまいている中間の脳はいくつかの器官の組合せですが、まとめて「大脳辺縁系」と呼ばれています。外界からの刺激に対して、快感、不快感、恐怖や怒りなどの情動反応や、動物的な本能行動を起こさせる脳です。「中間的脳」とか「情動脳」と呼ばれることもあり、すべての哺乳類にあるので、「哺乳類脳」と呼ばれることもあります。
脳の一番外側は、人間の脳でもっとも新しく発達している部分で、「大脳新皮質」と呼ばれます。記憶、判断など高度な精神的活動を行なう脳です。人間が人間であるゆえんは、この脳の高度な働きによります。
これらの3つの脳を見ると、原始的なレベルから、感情をコントロールする中間的なレベルを経て、新しい高度な働きの脳にいたる3段階の進化を示していると言うことができます。
私たち人間の高度な知的活動は、一番外側の大脳新皮質が担当しているわけですが、学習の過程では、中間的脳すなわち大脳辺縁系も重要な働きをしていることが分かってきました。
参考:
「脳の手帖」久保田 競他(講談社)
「脳の話」時実利彦(岩波書店)
「コリンローズの加速学習法」コリン・ローズ(PHP研究所)
「学び方のまなびかた」コリン・ローズ/ルイーズ・ゴル(日本ユニバイト)

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